作曲 : mamomo
作詞 : mamomo

空気みたいになる。
それだけだった。
それだけが僕に与えられ、他には何も望まれることなく。
生きる意味を持つだけ、マシだろう。

疑問に思ったのは何度かある。
楽しそうな親子が手を繋いで歩いた。
年齢、性別、身長、僕と同じくらい。
違いはどこにあるのだろう。

今日もひとりで歩く。
それでいいのさ。
それだけで、みんな笑顔になる。

僕が世界を救う役に立つのさ。
仲間はずれを演じてさ。


好きに生きているさ。
これでいいさ。
みんな好きに生きればいいさ、他には何も望まないでおこう。
ただ押し付けないだけ、マシだろう。

不思議に思ったのは何度かある。
息をして、歩いて、走って、食事して、
種族も、言語も、権利も、僕と同じだろう。
違いはどこにあるのだろう。

僕がこの立場から抜けだしたって。
他の誰かが犠牲になる。

なんてくだらない世界。
そんな風にしてしか、団結できないなんてさ。


いつかこんな僕にも、
価値を見出してくれる人が現れたら。

それが平和を作るひとつの答え。
ああ、だから愛を探すのか。