[00:00.00]作词:トーマ
[00:06.34]作曲:トーマ
[00:10.66]
[00:23.16]そう気高く濁した
[00:24.48]廃都市みたいな
[00:25.87]この鉄塔を仰いだ街が
[00:27.76]ボク自身だった
[00:28.90]潜める墓場と
[00:30.38]負け犬ベンデッタ
[00:31.71]その閑散な姿に
[00:32.98]大停電が降った
[00:34.68]味気ないくらい価値もない舞台
[00:36.21]きっと愛もないだろう
[00:37.63]半透明の蜃気楼
[00:39.07]白昼に腐って
[00:40.29]味気ないくらい誰も泣いてない
[00:41.82]だって情もないだろう
[00:43.25]ずっと歌を歌っていよう 退屈だろ
[00:45.61]でもそんな殺風景に キミはいた
[00:49.28]
[00:50.78]鈍色の 廻り廻る感情は
[00:52.82]重なり合った
[00:54.29]この大都会の愛と哀を
[00:55.91]熱く絡ませ
[00:57.18]キミを守る街は
[00:58.47]光放った
[00:59.91]ほらドドメ色の雨が降って
[01:01.88]視界を塗り潰した
[01:03.15]愛も知らないまま
[01:04.87]汚れたまま
[01:06.49]
[01:16.70]そう絞り上げては
[01:18.38]また吐き出した
[01:19.60]平べったい言葉は
[01:21.02]静寂を切った
[01:22.49]奇っ怪な街と 堕胎、性、バルティーゴ
[01:25.45]その劣等を孕んだボクは
[01:27.01]恥辱に浸かったまま
[01:28.46]そんな殺風景にキミが
[01:31.06]送り込んだ幻想 照り付ける閃光
[01:33.75]眩んだ原風景に 火を灯せ
[01:37.35]
[01:39.01]今までの 混ざり混ざる現象は
[01:40.94]切先になった
[01:42.26]自己防御に独占欲が
[01:43.64]淫らに溶けて
[01:45.16]火花散りネジ巻き
[01:46.43]群衆を駆けた
[01:47.87]でも気付かれはしないまま
[01:49.38]捻くれたボクさ
[01:50.95]愛も逆巻くほど
[01:52.79]許されない
[01:54.38]
[02:07.76]歪みだす心も
[02:11.26]こんな姿なら
[02:13.49]キミも愛も崩れ去れば
[02:14.96]鎖は解かれるの?
[02:16.14]ガイドラインの夜光虫に似た街灯
[02:20.45]誘う月光列車
[02:22.55]湿る世界から
[02:24.75]キミ一人をはじき出せば
[02:26.27]誰のものになるだろう
[02:27.48]皮肉に咲いた街で
[02:30.64]廻り廻る感情は重なり合った
[02:33.03]この大都会の愛と哀を熱く絡ませ
[02:36.04]キミを守る街は切なく尖った
[02:38.73]まるでボクは振りかざす刃で
[02:41.75]「誰か許してよ」
[02:43.13]ってただ 身勝手な声響かせて
[02:45.73]助からない生命線だって
[02:47.40]仕方がないって
[02:48.68]キミを守る街に
[02:50.10]キミはいなくて
[02:51.40]それならボクはこの街の
[02:53.15]孤独な亡霊だ
[02:54.51]愛も知らないまま
[02:56.32]生き続けよう
[02:58.90]